[ネタバレ注意]ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー感想

12月16日公開の『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』を観てきました!

ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー入場者特典
ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー入場者特典

事前情報をほとんど持たない状態で急遽行くことになりましたが、結論として、すごく面白かったです!特に後半!

というわけで、ネタバレ全開で感想を残しておきます。ネタバレ駄目な方はご注意ください!


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1.あらすじ

本作はスターウォーズ本編のエピソード3とエピソード4の間に位置する、スピンオフ作品です。

エピソード4では帝国のやばい兵器「デス・スター」を破壊するわけですが、その弱点が描かれた設計図を手に入れるお話です。エピソード4冒頭に流れるあらすじ文を映画にしたぜ!ということらしい。

エピソード4を見たときから「1箇所破壊したら全部壊れるって、脆弱性どころの話じゃねーぞw」と心のどこかで思っておりました。が、それは帝国の暴走を止めてほしいという開発者の願いが込められたバックドアだったのですね。

開発者はこの弱点を反乱軍に伝えるため、メッセージを送ります。15年前に引き離された娘に届くように。その娘こそが本作の主人公、ジン・アーソです。彼女はキャシアンを始めとした仲間を得て、設計図を手に入れるべく邁進します。

今回、スカイウォーカーにまつわる話はありません。ベイダー卿はご出演なさってるので、まったくスカイウォーカーがいないわけではありませんが、あくまでスピンオフ作品です。

2.事前情報がないと前半は意味不明

スターウォーズシリーズって、最初に話の説明が流れるじゃないですか。今回もそれがあるだろうと油断していました。が、冒頭の説明文はありません。

そのため、なんの事前知識も持たずに行くと、前半かなり置いてけぼりになります。出てくる惑星もキャラクターもロボットも、本編でよく描かれる系譜とはほぼ関わりがないです。

他のシリーズを見返す必要はありませんが、背景と何が描かれたお話かは知っておいた方がいいです。まあ知っておいた方がいいといっても、「デス・スターの設計書を手に入れる話」ってだけなんですけどw基本的には前述のあらすじを知っておけば大丈夫だと思います。


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3.後半は怒涛の展開と圧巻の戦闘

ちょっとついていけなかった前半を経て、後半ようやくストーリーやキャラクターを把握してからは、最高に面白かったです!

スターウォーズといえば戦闘シーン。宇宙戦も地上戦も迫力満点です。私は一緒にいった姉が「3Dは酔うから嫌だ」と言ったので2Dでの鑑賞だったのですが、十分すぎるくらいの迫力でした。これ3Dや4Dだとどうなるんだというレベル。

最後の舞台は設計書が保管されている惑星スカリフです。ジンが設計書奪取を訴えても、完成したデス・スターの前に反乱軍の評議会は降伏を選択します。だからって諦められるジンではない。有志たちが集まってスカリフを目指すことになります。このときにつけられたコードネームが、タイトルにある「ローグ・ワン」です。

スカリフへの潜入に成功した主人公一行は作戦を立てます。設計書を探しに行くのはジン、キャシアン、K-2SO。他のメンバーは陽動を行うことに。「10人を100人に見せろ」というキャシアンの指示通り、スカリフのあちこちで爆炎が上がります。帝国軍は焦って外へと人材を割き、地上戦が展開されます。

で、この襲撃の事実を知った反乱軍、「じゃあ俺らも!」ってスカリフへ向かいます。これね、けっこういらんことになってしまうんです。反乱軍が押し寄せたせいでシールドゲートが閉まってしまい、せっかく設計書を手に入れたとしても外へ送れない事態に。この状況を打開するために、「反乱軍と連絡を取ってシールドゲートを破壊させる」という手順が増えてしまいます。後述しますが、そのためにたくさんの人が命を落とします。

今作の特徴的な点に、反乱軍の描かれ方があると思います。本編は基本的に「反乱軍=正義、帝国軍=悪」という姿勢ですが、今回の反乱軍は一概に正義と定義できる存在ではありません。評議会が承認しなければ組織的に動けないという、組織であるが故の歯痒さや、6歳から反乱軍に参加していたキャシアンの葛藤など。

時代なのかもしれませんね。スターウォーズが初めて公開された1977年は、映画に限らず正義と悪は二項対立として描かれることが当たり前でした。けれど多様な価値観が乱立する現代では、正義は人によって立場を変えるし、絶対的な正義、絶対的な悪なんてものはないのです。スピンオフだからこそ、こういう解釈の余地を作ることができたのかなあ、なんて思います。

とはいえ反乱軍が押し寄せたおかげで激しい宇宙戦が展開されるようになり、そこはやはり圧巻の一言でした。帝国軍の母艦を落としてシールドゲートを破壊するシーンなんて、興奮しかない。

4.なんやかんやで全員死ぬ

見終わって最初に口をついた感想は「いつになく人の死ぬスターウォーズだな」でした。端的に言って、一緒に船に乗り込んで設計書を奪いに行った仲間たち、全員死にます。主役2人も死にます。

まあ考えてみれば、設計書奪取なんて重要任務を遂行したメンバーなら、生還した日には反乱軍の幹部になってもおかしくないですもんね。エピソード4以降にはそんな戦績のあるキャラクターは出てきませんし。

4-1.K-2SO

特に印象的だったのは本作における仲間ロボット・K-2SOの奮闘です。

本作ではR2-D2やC-3PO、エピソード7のBB-8といったおなじみの形態をしたドロイドではなく、帝国軍ロボットを再プログラミングしたいかつめのK-2SOが行動を共にします。この子、なかなかいいキャラしています。再プログラミングの副作用で思ったことをすぐに口にしてしまうし、嫌な確率ばっかり弾き出すし、あんまり言うこと聞かないしで、頼りになるのかならないのかイマイチわからない。

けれど物語の終盤、主役二人が資料保管庫で設計図を探している間、K-2SOは一人で門を守り抜きます。次々と押し寄せてくるストーム・トルーパーを打ち抜きながら(このへんK-2SOめっちゃ強い)、キャシアンからの指示は忠実にこなす。それでも被弾数は増えていき、最後はコントロールパネルに寄りかかって、キャシアンへ助言を伝え、保管庫をロックし、「さようなら」という通信を最後に、息絶えます。見た目が少し天空の城ラピュタのロボットと似ている(気がする)こともあって、泣きそうになりました。

4-2.三人の仲間たち

やたらに強い盲目のフォース信者・チアルートは、ものすごい死亡フラグを立てて散っていきました。反乱軍と連絡を取るために必要な「マスタースイッチ」を入れるべく、銃弾の飛び交う戦場を、フォースを信じ、一直線に駆けます。無事にたどり着き、マスタースイッチを入れた直後、気が緩んだんですかね。少しの微笑を浮かべた瞬間、銃弾に倒れてしまいました。

元帝国軍のパイロット・ボーディーは、死線をくぐり抜けて帝国軍設備とローグ・ワンの間で通信ケーブルを接続し、チアルートがマスタースイッチを入れたことで反乱軍と連絡を取ることに成功。その直後、ローグ・ワンは爆撃を受け、ボーディーはローグ・ワンと運命を共にしました。

チアルートの相棒・ベイズはチアルートの死を目の当たりにし、またローグ・ワンの爆発を見て、旧日本軍よろしく特攻をかけたあと、撃ち抜いた敵兵の手からこぼれた手榴弾で亡くなります。

ここまでの4つの死は十数分の間にいっぺんに起こります。「Oh…」ってなります。スターウォーズでは主役級のキャラがシリーズをまたいで死ぬことはよくあれど、こんないっぺんにみんなというのは、なかなかないです。

4-3.主役二人

彼らの犠牲のもと、ジンとキャシアンはなんとか設計図のデータを反乱軍へ送信することに成功します。満身創痍で施設を抜け出し、ビーチで見えたのはデス・スターが撃ち込まれた海の向こう。

彼らは惑星ジェダでもデス・スターの砲撃に遭っていますが、そのときは間一髪K-2SOが助けてくれました。けれどもうK-2SOも、他の仲間も、ローグ・ワンもありません。使命を果たした彼らは抱き合ってデス・スターの爆発の中に消えていきました。

そして誰もいなくなった。設計図という希望だけを残して…。

5.今作のベイダー卿

ベイダー卿に関しても少し。

エピソード3でアナキン・スカイウォーカーがダークサイドへ落ちてしまい、ベイダー卿が爆誕しました。エピソード4~6はベイダー卿と帝国を倒すお話なわけで、3と4の間のベイダー卿っていえばもう全盛期です。イケイケです。

機密漏洩を起こしてしまった司令官へは容赦なくフォースで首を絞め、設計書が奪取された後は媒体を奪い返すべく一般人をライトセイバーでメッタ斬り。暴虐の限りを尽くしておられます。僕らの可愛いアナキン・スカイウォーカーはどこにもいやしません。血も涙もない恐怖のベイダー卿を観られる、案外希少な作品となっております。

6.そしてエピソード4へ~あのレイラ姫どうなってんの~

物語のラストシーン、ベイダー卿にメッタ斬りされながらも反乱軍の人々は決死のバトンで設計図の入った媒体を守り抜きます。で、最後に渡された人はあの方、レイラ姫です。

これがね、びっくりしました。だってレイラ姫なんですもん。

これは昔の映像のリマスターなのか?特殊メイクなのか?よくわからないけど「おお…!」とはなりました。そして物語はエピソード4へ繋がるわけですね。

というわけで、観た後は必ずエピソード4を観たくなりますw一緒に行った姉はすでにAmazonプライムビデオで観ているそうな。

私も記事をアップしたら、何かしらのレンタルサービスでエピソード4を観ようと思います!

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